Discoverアワノトモキの「読書の時間」ep31-1「観光客の哲学 増強版」(東浩紀さん)-訂正可能性・偶然性/無責任性/曖昧性・人間っぽさ-
ep31-1「観光客の哲学 増強版」(東浩紀さん)-訂正可能性・偶然性/無責任性/曖昧性・人間っぽさ-

ep31-1「観光客の哲学 増強版」(東浩紀さん)-訂正可能性・偶然性/無責任性/曖昧性・人間っぽさ-

Update: 2023-11-13
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「アワノトモキの読書の時間」 31冊目は、批評家・作家・哲学者・経営者という多様な側面を持つ、東浩紀さんの著作「観光客の哲学 増強版」


東浩紀さんについては、出版社・人文系のトークイベントなどを多数主催されている「ゲンロン」の創業者としてご存じの方も多いかもしれません。


1回目の序盤は、今回扱う本の続編として2023年9月に出版された東浩紀さんの最新作「訂正可能性の哲学」の「訂正」というワードから"横みち"を2つほど。


・星野さんの名著「コロナ時代に、オンラインでコーチングをはじめてみた。つながる生き方――共創で夢を叶える」はKindle版のため、出版後も随時「訂正可能」であり、またオンデマンド出版。非常にweb・デジタル的。


・一方で、一部で話題沸騰のている社発行の雑誌「新百姓」は、Amazon等では購入不可で雑誌づくりの方向性に共感した書店中心の販売かつ、発行部数を限定。非常にアナログ・紙の良さを追求。


どちらも良さがありつつ、有限性に惹起される渇望、常にアクセスできないことによる想いが募る状態、などに話題が展開しました。




さて本編に戻ると、私(アワノ)が「観光客の哲学 増強版」をチョイスした理由は2つ。


1つは、「観光客的な在り方=偶然性、無責任性、曖昧性を持つことが自分に必要ではないか」という必要性に駆られて。


もう1つは、X(旧:Twitter)上で、社会学者の岸政彦さんに泥酔して絡みブロック・罵倒されている東浩紀さんの打ちひしがれた姿を見て、東浩紀さんに対して「憐れみ(人間っぽさ・親近感)」を感じて、思いがけず読みたいと思った。


この2点ですが、恐らく2つ目の事象を目にしなければ、仮に本は読んだとしてもPodcast「アワノトモキの読書の時間」では取り扱わなかったかもしれません。まさに偶然。


※ちなみに、書籍に「観光客」という題名はついていますが、「有名観光地」や「観光業」に関する本ではなく、メタファー(比喩)としての「”観光客的な在り方”=偶然性、曖昧性、無責任性を帯びた存在の意味」を取り扱った本になります。


最後に2週目に取り扱うキーワードは3つ。



  1. 裏口から引きずり込む戦略

  2. 他人の欲望を欲望する時代

  3. 誤配・観光・憐れみ


ぜひ2週目も楽しみにお待ち下さい。




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粟野友樹,星野良太,Work-Teller